性感染症一覧

性感染症は、自分の健康を損なうだけでなく、パートナーへの感染や不妊の原因にもなります。かゆみ、おりものの異常などが見られたら、できればパートナーと一緒に受診しましょう。
予防のために、セックスの時はコンドームを。症状がでない場合も多いので、心配があったら検査を受けましょう。

HIV感染症

基本的には、HIV(エイズウイルス)を含む血液、精液(さきばしり液含む)、膣分泌液、母乳といった体液が、相手の粘膜部分(主に口の中、ペニス、尿道、膣、直腸など)や傷口などに接触することで、感染の可能性が出てきます。

また、汗、涙、唾液、尿、便などの体液の接触による感染の可能性はありません。症状からは、HIV(エイズウイルス)感染はわかりません。「心配な行為があった時から3ヵ月後」から検査は可能です。治療方法の進歩によりコントロール可能な病気になり、エイズの死亡率は激減しています。ただし、早期発見・早期治療が大切です。

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性器クラミジア感染症

女性のクラミジア感染症は性的交渉により感染し、主に子宮頸管炎を引き起こします。
感染が子宮卵管を経由して腹腔内に侵入すると、卵管炎、卵管周囲炎、卵巣炎、卵管周囲癒着などを発症し、卵管機能障害による不妊症を発症します。

痛みの伴う急性期を除くと多くの例で症状は示しません。
不妊症や子宮外妊娠の原因となります。明らかに感染している自覚症状がある場合は、医療機関で早期診断を行うことをおすすめします。パートナーの感染率も高いので、2人同時の検査や治療が必要です。

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淋菌感染症

淋菌感染症は、淋菌を原因菌とする性病・性感染症です。
淋菌感染により女性は主に子宮頸管炎を起こします。子宮内膜炎、骨盤内感染(卵管炎、卵巣炎、骨盤腹膜炎)、腹膜炎、肝周囲炎などを起こし、後遺症として不妊症になることもあります。

予防対策としては、性的接触時にはコンドームを必ず使用すること。また、患者だけでなくその接触者を発見し、早期診断と治療を行うことが重要です。

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膣トリコモナス症

肉眼で見分けることができない原虫(ゾウリムシのようなもの)が性器内に入り込み炎症をおこします。
性行為による感染が主ですが、下着、タオル、便器、浴槽での感染の可能性があります。よって、性行為の経験のない女性や幼児にも感染することがあります。

コンドームによる感染予防が可能ですが、感染者とパートナーの治療を徹底することが結局は予防につながります。

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性器カンジタ症

カンジダは7-10人に1人の女性の膣の中にふつうに存在しています。
また膣以外にも皮膚、口の中、腸などにも存在しています。通常はなにも悪さをしません。
しかし、膣の中のラクトバチルス(乳酸菌)が減ってしまうような状況(抗生物質を使用した後など)や体が弱っている状態(糖尿病、ステロイドの薬を服用中など)ではカンジダ菌が増加して悪さをします。
妊娠時やピル内服時もカンジダになりやすいといわれています。

典型的な症状として、外陰部のかゆみがあり、ヨーグルト状のおりものが増えたりします。早期発見・早期治療が一番です。

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性器ヘルペス

水泡のようなものができ、それが破れてただれたような状態になり、強い痛みになります。
女性が初めて感染した場合は、排尿ができない位の強い痛みになると言われています。

治療で症状を抑えることはできますが、残念ながら原因のウイルスを死滅させることはできません。
たびたび再発する人には、それを抑える治療もあります。

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尖圭コンジローマ

性器や肛門周辺にニワトリのトサカ(カリフラワー状)、もしくは乳頭のようなイボができます。女性の場合、発症部位は大小陰唇、膣前庭、会陰部を中心に、膣、子宮頚部、肛門周囲などです。また女性の場合、外陰に病変がなくても、子宮頚部や膣に病変が存在することがあります。潜伏期間は3週間から8ヶ月間で、病変部は鶏冠状、花菜状、丘疹状など、また色も灰白色から褐色と様々です。多くは多発で、不規則に密集します。予防には、性交時にコンドームを使用することが最も効果的な方法です。

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ケジラミ症

陰毛が直接接触することにより、シラミの一種である「ケジラミ」が感染します。とても激しいかゆみが生じます。行為の際の接触感染がほとんどですが、接触の多い母子間、また毛布やタオルなどを介して、間接的に感染することもあります。ケジラミの寄生する場所の毛を全部そるのが確実ですが、無理な場合は、シラミの治療薬として認可されたシャンプーやパウダーを使って治します。

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疥癬

かいせん(疥癬)はヒゼンダニが人の皮膚の角質層に寄生して起こる感染症です。病型には、通常の疥癬と角化型疥癬があります。最近では角化型疥癬の集団発生が多く、若者だけでなく、老人病院、高齢者介護施設などで高齢者とその介護者に発症が増えています。首から下の全身に現れ、夜中にかゆみが強くなる傾向があります。約1ヶ月の潜伏期間があるため、一人が発症したときには、その周囲の人(同室で寝起きする人など)も治療を行う必要があります。

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梅毒

梅毒とは、スピロヘータ・パリダという微生物の感染による伝染病である。セックスやキスなどにより皮膚の傷や粘膜から感染します。妊婦が感染していた場合は、死産、早・流産の危険性が高くなります。また、生まれた新生児には、発疹・関節炎・角膜炎などが見られ、死亡率も高くなります。コンドームを使用することが,梅毒の予防となります。

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