赤ちゃんの「きこえ」の異常を発見するための検査です。赤ちゃんの1000人に1〜2人は生まれながらに重い難聴があり、軽度の方まで含めると1000人に5〜6人と言われています。
当院でも現在まで約10年間検査を行っていますが、両側の難聴が約1000人に1人、片耳のみの難聴を含めると約1000人に4人となり、決してめずらしい異常ではありません。聴覚障害は、外見に現れる障害ではないため、発見が遅れがちです。しかし、早期に発見し、対応することで高い治療効果があります。
当院では、入院中に新生児の聴覚スクリーニング検査として自動聴性脳幹反射(AABR)を行っています。これは、内耳の異常だけでなく脳までの聴神経の異常を調べることができます。
当院で出生した全ての赤ちゃんは、この検査を無料で行っております。